葬儀司会者の本分は「進行」
2025/11/06
私も長年ブライダル司会やイベント司会を務めてきた司会者ですが、この「移行組」にありがちなのが「喋りすぎる」こと。
はっきり言って葬儀司会は「シンプル・イズ・ベスト」です。余計なことを喋らず、粛々と進めることが一番。
ブライダルやイベントに慣れている人は、「間」があることが怖いんですね。なので、いろいろ喋らなきゃ、と思う、というより、そういう癖がついている。
なので、開式ひとつ取っても、
「只今より、令和7年◯月◯日、享年◯才でご逝去なさいました、故◯◯◯◯様の葬儀告別式を開式させていただきます」
などと言ってしまいがちですが、
葬儀には「時間の制限」があります。
葬儀のお勤めの後、最期のお別れがあり、ご出棺。火葬場への移動の時間も考慮しなければならない。お寺のお勤めの時間は削減できません。それを思えば、司会者がいろいろ喋っている時間はないのです(ナレーションは別ですよ)。
私はいつも開式は、
「只今より、故◯◯◯◯様のご葬儀を執り行います」
これだけです。
これだけでも、むしろ厳粛さは伝わります。
昔、お寺様に言われたことがありました。
「あなたの司会は、シンプルだが厳粛さも失わず良い。葬儀でグチャグチャ喋りすぎる司会者はあまり好ましくない」。
葬儀司会者の本分はあくまでも「進行」。
いろいろ喋り過ぎてしまうことは、1分1秒でも故人との最期のお別れをしたいご遺族のお気持ちに反することだと心得ています。
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